新たに清瀬市議会議員選挙に挑戦する、山崎美和さんの、新春演説会での訴えを紹介します。
みなさま、こんにちは。山崎美和です。
宇野かつまろ議員と畠山まこと元議員の後を引き継いで、清瀬市議選にはじめて挑戦いたします。どうぞ、よろしくお願いいたします。
私が、日本共産党に入党したのは20歳のときでした。広島・長崎の被爆者の願いを聞いたのがきっかけでした。その後、被爆者と一緒に被爆体験を普及する活動をするようになりました。
あるとき、体験を語る被爆者に小学生が質問をしました。
「おばさんは、こんなにひどい目にあわせたアメリカが憎くないですか?」と。
その被爆者は10歳で被爆して孤児となりました。唯一、家族で生き残った妹も、貧しさと原爆病の苦しさから、18歳で自殺しました。
そんな悲痛な体験をした方が、こう答えました。
「もちろん憎かったです。憎くて憎くて生きているのが苦しかった。私は、核兵器をなくす運動に救われました。私のように苦しむ人が二度とないように行動することで、私は幸せになれました。今は生きていて良かったと思います。これからの世代の皆さんに平和のうちに幸せに生きていってほしいと思います。」
私は、この言葉を聞いて、被爆者が、憎しみを克服し、他人の幸せと自分の幸せを重ね合わせて生きることに喜びを感じる姿に感動しました。
そして、被爆者の核兵器廃絶の願いを、被爆者の生きているうちに絶対に実現させようと決意しました。
いま、イラク、シリアなどたくさんの国で、戦火に苦しむ子ども達を救うために、私たちは何をすべきか。
子ども達と被爆者の姿が重なります。
暴力に対して暴力では、憎しみの連鎖が太く絡まるばかりです。世界が協力しあって、冷静に、暴力によらない努力を確実にすすめていくことが大切です。
なのに、安倍政権は今、国会で「テロリストに罪を償わせる」と言って、海外で戦争するために、法律を作り、憲法を変えようとしています。
私は、自分の子どもも、ご近所の子どもも誰一人戦争には行かせません。
同じ過ちを繰り返してしまったら、あの戦争で苦しみ死んでいった方々が報われません。
憲法九条を持つ日本が先頭に立って、平和憲法の理念を生かした国際関係を築いていく、そういう日本に変えていきたい。
12月の清瀬市議会でも、従軍慰安婦問題で、侵略戦争の歴史を捻じ曲げ、隠す側に立った自民、公明の男性議員の不誠実な態度は、大変ショックでした。
あの国家権力による性暴力、性犯罪を、その被害にあって一生苦しんで生き続けなければならない元慰安婦を、あの男性議員たちはどう考えているのでしょうか?
私はこうした議会を変えたいと思います。侵略戦争美化やヘイトスピーチは許さない。国の悪政にしっかり物申す清瀬市にしたい。どうか、私を市議会に送り出してください。
私は子ども3人を育てながら、仕事を続けてきました。
旭が丘の清明小学生と、第三保育園と、駅の向こう側の梅園乳児保育園。バスを乗り継いでのお迎えのはしごでした。保育園と学童クラブの先生方に励まされて、支えられて、なんとか働き続けることができました。
なのに、清瀬市は次々と公立保育園を廃園しようとしています。
何十年という伝統と豊かな経験を持つ公立保育園の職員をなぜ削るのか、清瀬市の財産の大損失です。公立保育園の廃園には、絶対に反対です。
私は団地の管理組合事務所で仕事をして、高齢者にとって、今の社会がいかに暮らしにくいかを見てきました。エレベーターのない5階での暮らし。社会とのつながりが途絶え、不安な毎日。ごみの捨て方や徘徊で迷惑がられる方。孤独死や、行方不明事件。
清瀬市は、高齢者の一人暮らしの割合が三多摩で一位です。まずは清瀬市が、安心して暮らせる高齢化社会のモデルとなるような市政をつくっていく必要があります。
介護保険料値下げ、国保税値下げ、丁寧な対応をするためには、高齢者対策のための市職員の増員も必要です。特養ホームの待機者は443人。高齢者の命を守るために、また、介護する家族のくらしを守るために、特養ホームの増設が絶対に必要です。
下宿3丁目の先にある新座市大和田は、ホームセンター建設などの開発が計画されています。
清瀬の狭い住宅地に流れ込んでくるであろう交通問題で、地域住民が不安の声を上げています。
また、危険な生活道路、通学路、信号の設置要求など、私はこれまでにも何度も市に掛け合ってきました。
これからますます、皆さまの声を届けるために、市政で全力を尽くしたいと決意を新たにしております。
いま、政治がするべきことは、国民一人ひとりの苦しい実情に耳を傾け、必要な予算を工面し、社会保障を充実させていくことです。身近な市政ならなおさらのことです。
子ども達の未来に原発はいらない。未来に残したいのは憲法九条。憲法を暮らしに生かして、高齢者、子育て世帯の笑顔輝く清瀬にするために全力で頑張ります。
皆さまのお力で、なんとしても、私を市議会に送ってください。最後の最後まで頑張りぬきます。どうぞよろしくお願いします。