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東京新聞から

6月5日付け東京新聞の「本音のコラム」、ルポライター鎌田慧さんの「監視と寛容」を紹介します。


27年前、自民党政権が成立させようとした「国家秘密法案」のときも、ソ連の「スパイ」が大騒ぎされた。ところが、今度は中国人スパイ。いま野田政権が準備している「秘密保全法案」を通過させるためのキャンペーンの一種である。

自民党の片山さつきさんが国会でやり玉にあげた、「芸能人」の生活保護問題。道義的な問題があるのだろうが、これほど騒ぐことか。生活苦などご縁のない国会議員の糾弾が、「餓死寸前」の人たちを脅かしていることを想像してほしい。

これまで、生活保護の受給を申請できず、あるいは、申請しても却下され、餓死した事件の取材に行ったことがあるが、財政が厳しくなったからといって「不正受給」を騒ぎ立て、窓口を狭めるのは、いのちに関わる。

たとえ1%弱の不正があったとしても、最後のセーフティネットは、柔らかくしておいてほしい。たしかに保護費よりも安い賃金があるとはいえ、おたがいに削り合うべきではない。

知人のケースワーカーの話では、10年前、高松市の福祉現場に警察官OBが配置され、今年3月には厚労省が積極的活用を指示したそうだ。すでに、74自治体で警察OBが配置されている。警察の仕事が「監視」なら、福祉は「寛容」。このままでは、最低生活者はいつも監視対象者。こっちのスパイの方が怖い。
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